佐々木 味津三

右門捕物帖

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その第三十五番てがらです。

鼻が吹きちぎられるような寒さでした。

まったく、ひととおりの寒さではない。いっそ雪になったらまだましだろうと思われるのに、その雪も降るけしきがないのです。

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