小泉 八雲
明治三十四年東京帝国大学文学部卒業生に
一九〇六年五月二十六日 東京
親愛なる學生及び友人諸君、
私は一九〇一年の卒業生諸君の立派な寫眞、及びそれぞれの肖像に小さい索引をつけて下さつた思慮深き御親切に對して、心から御禮を申します、――その御親切は私自身のやうな近眼の者が本當に有難く思ふ事です。
以前の生徒と友人の寫眞――過去十一年間に集まつた寫眞――を眺める事は、私に取つては、決して飽かない樂みです、そしてこの樂みの源に諸君に寄附して下さつた物は甚だ貴重な物です。
小泉 八雲
一九〇六年五月二十六日 東京
親愛なる學生及び友人諸君、
私は一九〇一年の卒業生諸君の立派な寫眞、及びそれぞれの肖像に小さい索引をつけて下さつた思慮深き御親切に對して、心から御禮を申します、――その御親切は私自身のやうな近眼の者が本當に有難く思ふ事です。
以前の生徒と友人の寫眞――過去十一年間に集まつた寫眞――を眺める事は、私に取つては、決して飽かない樂みです、そしてこの樂みの源に諸君に寄附して下さつた物は甚だ貴重な物です。