グリム ヴィルヘルム・カール・グリム ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
ネコとネズミのいっしょのくらし
ネコがネズミと知りあいになりました。ネコはネズミにむかって、これからきみをうんとかわいがって、なかよくしてあげるよ、と、さかんにうまいことをいいたてました。それで、とうとうネズミは、ネコとおなじうちにすんで、いっしょにくらすことを承知してしまいました。
「だが、わたしたちは、冬になってもいいように、用意をしておかなくちゃならないよ。さもないと、ひもじいめにあうからね。」
と、ネコがいいました。
「ネズミくん、きみはそこらじゅう、むやみに歩きまわることはできないだろう。ネズミとりにでもひっかかるとこまるものねえ。」