ルヴェル モーリス

生さぬ児

男は腰掛に腰を据え卓子に片肱ついて、肉汁をさも不味そうに、一匙ずつのっそりのっそりと口へはこんでいた。

女房は炉のそばに突立って、薪架の上に紅く燃えてパチパチ爆ねる細薪をば、木履のつま尖で蹴かえしながら頻りに何か話しかけたが、男はむっつり黙りこんでいて滅多に返事もしない。

「シャプーの家では、あの老ぼれの牝鶏を皆んな片づけたって、真実かね? それからリゾアの家では、乳酪がすっかり溶けてしまったっていうじゃないの」

「そんなことをおれが知るもんか」

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