グリム ヴィルヘルム・カール・グリム ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
むかしむかし、ひとりの仕立屋さんがおりました。仕立屋さんは三人のむすこと、それから、ただ一ぴきのヤギをもっていました。
ところでこのヤギは、そのお乳でみんなをやしなっていたのですから、よいえさをもらわなければなりません。それで、まい日草原へつれだしてもらいました。むすこたちも、じゅんじゅんにこの役めをやっていました。
あるとき、いちばん上のむすこが、それはそれはみごとな草のはえている墓地にヤギをつれていって、草を食べさせたり、そこらをとびまわらせたりしました。
やがて日がくれて、家へかえるころになりましたので、いちばん上のむすこは、