グリム ヴィルヘルム・カール・グリム ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
ひとつ目、ふたつ目、三つ目
昔 むかし、ひとりの女の人がいました。この人には、三人の娘がありました。
いちばん上の娘は、ひたいのまんなかに、目がひとつしかありませんでした。それで、みんなから、ひとつ目、とよばれていました。
二番めの娘は、ふつうの人間とおなじように、ふたつの目をもっていました。それで、ふたつ目、とよばれていました。
いちばん下の娘は、目が三つありました。それで、三つ目、とよばれていました。この娘の三番めの目は、やっぱり、ひたいのまんなかにくっついていました。