海野 十三生きている腸妙な医学生医学生吹矢隆二は、その日も朝から、腸のことばかり考えていた。午後三時の時計がうつと、彼は外出した。彼の住んでいる家というのは高架線のアーチの下を、家らしい恰好にしただけの、すこぶる風変りな住宅だった。青空文庫の作品カード